肝炎ウイルス検査を受けたことがありますか?

町では、平成14年度から複合検診において、肝炎ウイルス検査を行っております。
町は肝炎ウイルスに感染している恐れがあると判定される割合が高く、また肝炎ウイルスが原因であることが多い、肝臓がんの死亡率が高い状況にあります。
今までに約3,700人の方が検査を受け、感染の割合を全国と比較すると、B型肝炎で3.7倍、C型肝炎で4倍多くなっています。
肝臓がんを予防するには、肝炎ウイルスに感染していないかどうか検査し、肝炎ウイルスに感染していた場合は、早期治療することが大切です。

肝炎ウイルス検査をまだ一度も受けたことがない方は、検査を受けましょう!また、周りの方でまた受けたことがない方がいましたら、検査をお勧めください。

 

主要死亡別標準化死亡比*(平成24年~平成28年)


 
大鰐町 青森県 大鰐町 青森県
悪性新生物 143.1 118.9 134.5 110.3
  胃 204.0 125.3 132.4 108.4
  大腸 81.9 137.4 118.8 122.0
  肝及び肝内胆管

270.6

108.3 391.0 100.1
  気管、気管支及び肺 103.0 114.5 118.2 97.5
糖尿病 133.0 144.1 125.1 134.2
心疾患 172.3 117.9 121.2 107.4
脳血管疾患 210.4 135.3 162.2 122.8
肺炎 115.0 133.0 100.8 119.2
肝疾患 164.2 114.2 179.5 110.6
腎不全 170.8 156.3 199.1 137.1
老衰 155.3 109.0 91.9 100.6
不慮の事故 259.1 124.0 120.2 102.1
自殺 137.2 120.4 118.9 98.1

(資料:青森県健康福祉部健康福祉政策課 平成24~28年分SMR試算)

*標準化死亡比(SMR)とは
地域間の死亡状況を簡便に示すための1つの指標です。
年齢構成の異なる地域間で死亡状況が比較できるように標準化死亡比を使用します。
標準化死亡比が100というのは、全国と同じ水準であることを示し、100より大きいときは、その地域の死亡状況が全国より悪いということを意味します。

ウイルス性肝炎とは

肝炎ウイルスの感染により、肝臓に炎症が起き、肝臓の細胞が壊れていく病気です。肝炎は、肝硬変や肝臓がんの大きな原因であり、日本人がかかる肝臓がんのおよそ8割がC型肝炎が原因といわれています。

一生に一度はウイルス検査を受けることが大切

特に検査を受けた方が良い方

  1. 生まれ年が昭和60年以前である
  2. 平成4年以降に手術や輸血を受けた
  3. 長期に血液透析を受けている
  4. 健康診断で肝機能の数値が基準値を超えていた
  5. 妊娠、出産時に多量の出血をした
  6. 注射の回し打ちの経験がある
  7. 刺青やピアスをしている   

肝炎ウイルスに感染していたときは

感染したまま放置しておくと、肝硬変や肝臓がんに移行する恐れがあります。
検査を受け、精密検査が必要となった方は必ず専門医療機関を受診してください。精密検査の結果、すぐに治療を必要としない場合であっても、定期的に受診し超音波検査等にて経過観察する必要があります。

肝炎医療費助成は・・・

 弘前保健所 電話0172-33-8521

 青森県健康福祉部がん・生活習慣病対策課 電話017-734ー9216

肝疾患に関する相談は・・・

 肝疾患相談センター(弘前大学医学部附属病院内)

 電話0172-33-5111(内線4020)平日8時30分から15時

肝炎ウイルス検査の受け方

対象

30歳以上で過去に肝炎ウイルス検査を受けたことがない方

検査実施日・場所

※複合検診日に同時実施しています。

検査内容

問診、採血

料金

無料

申し込み

役場保健福祉課 健康推進係にお申し込みください。