こどもの予防接種

こどもの予防接種には予防接種法に定められた定期の予防接種とそれ以外の任意の予防接種があります。

定期の予防接種

定期の予防接種は、予防接種法により予防接種ごとに接種回数や対象年齢が定められており、対象年齢内で規定の回数については無料で受けることができます。
定期の予防接種は、指定医療機関で個別接種により実施します。

  ロタウイルスワクチンB型肝炎ヒブ(インフルエンザ菌b型)小児用肺炎球菌四種混合(DPT-IPV)五種混合(DPT-IPV-Hib)、 ポリオ(単独不活化)BCG麻しん・風しん水痘日本脳炎二種混合(DT)、 子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)

指定医療機関
  • 町立大鰐診療所     電話 48-2211
  • おおわに内科クリニック 電話 47-7111
  • 小山内医院       電話 48-2415
  • ゆのかわら医院     電話 47-6611

※医療機関ごとに接種時間、接種できるワクチンが異なりますので、予防接種に行く前に必ず医療機関へお問い合わせください。
※指定医療機関以外で定期予防接種を希望される場合は、接種する前に保健福祉課までお問い合わせください。
※異なるワクチンの接種間隔については、接種スケジュールなどを考慮し医師と相談の上計画的に接種してください。

改正後の接種間隔はこちらpdf [370KB pdfファイル] 

接種方法・持ち物

直接、指定医療機関にお申し込みください。原則として、予防接種は保護者の同伴が必要です。
接種当日は、予診票に必要事項を記入のうえ、母子健康手帳をお持ちください。

予防接種に当たっての注意事項

予防接種の実施においては、体調の良い日に行うことが原則です。
また、お子さまが以下の状態の場合には予防接種を受けることができません。

①明らかに発熱(通常37.5℃以上をいいます。)がある場合
②重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな場合
③受けるべき予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある場合
④BCG、麻しん・風しん等、他の生ワクチン接種後27日以上過ぎていない場合
⑤その他、医師が不適当な状態と判断した場合

お子さまの健康状態が良好でない場合や以下の場合には、かかりつけ医等に相談の上、接種するか否かを決めてください。

①心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患及び発育障害等の基礎疾患を有する場合
②予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた場合及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を起こしたことがある場合
③接種しようとする接種液の成分に対して、アレルギーを起こすおそれがある場合
④過去にけいれん症状を起こしたことがある場合
⑤過去に免疫不全の診断がなされている場合及び近親者に先天性免疫不全症の方がいる場合

予防接種を受けた後の注意

①接種後30分間は病院にいるなどして様子を観察し、アレルギー反応などがあれば、医師とすぐに連絡がとれるようにしておきましょう。
②接種後2~3週間は、副反応の出現に注意しましょう。
③接種当日の入浴は差し支えありませんが、注射した部位をこすることはやめましょう。
④接種当日は接種部位を清潔に保ち、いつも通りの生活をしましょう。ただし、激しい運動はさけましょう。
⑤高熱やけいれんなどの異常な症状が出た場合は、速やかに医師の診察をうけてください。

ロタウイルスワクチン

対象は令和2年8月1日以降に生まれた方が対象となります。
ロタウイルスワクチンは2種類あります。どちらのワクチンも初回接種を生後2か月から出生14週6日までにします。

ロタリックス(1価ワクチン)
標準的な接種期間  接種回数 接種間隔等

出生6週~24週

2回 1回目から27日以上の間隔をあけて2回接種
 ロタテック(5価ワクチン)
標準的な接種期間  接種回数 接種間隔等

出生6週~32週

3回 1回目から27日以上の間隔をあけて3回接種
  • ワクチン接種後(特に1~2週間)は腸重積症(*1)の症状に注意し、症状が現れた際にはすみやかに接種した医療機関を受診してください。 

 *1 腸重積症とは腸が腸に入り込み、閉塞状態になることです。泣いたり不機嫌になったりを繰り返す、嘔吐を繰り返す、ぐったりして顔色が悪くなる、血便が出る、このような症状が一つでも現れたら、腸重積症が疑われます。

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B型肝炎

標準的な接種期間※( )は対象年齢

接種回数

接種間隔等

生後2~9か月

(1歳に至るまでの間)

3回

2回目:1回目から27日以上の間隔をあける

3回目:1回目から139日以上の間隔をあける

  • 母子感染予防の対象者の取り扱い
    肝炎ウイルス(HBs抗原)陽性の母親から生まれ、母子感染のおそれがあって、B型肝炎ワクチンの接種を受けたことがあるお子さんは、定期接種の対象者から除かれます。

※ラテックスアレルギーのあるお子さんは、接種する前に必ず医師にご相談下さい。

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 ヒブ(インフルエンザ菌b型)

標準的な接種期間 

接種回数 接種間隔等
接種開始時期 生後27か月

初回3回

追加1回

初回

生後12か月に至るまでの間に27日以上の間隔をおいて3回

追加

初回接種(3回)終了後、7か月以上の間隔をおいて1回

生後7~12か月

初回2回

追加1回

初回

生後12か月に至るまでの間に27日以上の間隔をおいて2回

追加

初回接種(2回)終了後、7か月以上の間隔をおいて1回

生後12~60か月 1回  

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 小児用肺炎球菌(13価/15価)

標準的な接種期間 

接種回数 接種間隔等
接種開始時期
 
生後2~7か月

初回3回

追加1回

初回

生後24か月に至るまでの間に27日以上の間隔をおいて3回。ただし、2回目の接種が生後12か月を超えた場合、3回目の接種は行わない。

追加

初回接種(3回)終了後、60日以上の間隔をおいて生後12か月以降に1回。

生後7~12か月

初回2回

追加1回

初回

生後24か月に至るまでの間に27日以上の間隔をおいて2回。

追加

初回接種(2回)終了後、60日以上の間隔をおいて生後12か月以降に1回。

生後12~24か月 2回 60日以上の間隔をおいて2回
生後2460か月 1回  

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 四種混合(DPT-IPV)ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ

標準的な接種期間※( )は対象年齢

接種回数 接種間隔等

1期初回:生後2~12か月

(生後2から90か月に至るまで)

3回 20日以上の間隔をあけて3回

1期追加:

1期初回接種終了後、12~18か月

(生後290か月に至るまで)

1回 1期初回接種(3回)終了後、6か月以上の間隔をあけて1回

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 五種混合(DPT-IPV-Hib)ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ

標準的な接種期間※( )は対象年齢

接種回数 接種間隔等

1期初回:生後2~12か月

(生後2から90か月に至るまで)

3回 20日以上の間隔をあけて3回

1期追加:

1期初回接種終了後、12~18か月

(生後290か月に至るまで)

1回 1期初回接種(3回)終了後、6か月以上の間隔をあけて1回

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ポリオ 単独不活化

標準的な接種期間 ※( )は対象年齢 接種回数 接種間隔等

1期初回:生後212か月

(生後290か月に至るまで)

3回 20日以上の間隔をあけて3回

1期追加:

1期初回接種終了後、1218か月

(生後290か月に至るまで)

1回 1期初回接種(3回)終了後、6か月以上の間隔をあけて1回

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 BCG

標準的な接種期間 ※( )は対象年齢

接種回数

生後5~8か月

(生後1歳に至るまで)

1回

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 麻しん・風しん

標準的な接種期間 接種回数 備 考
1期:生後12から24か月に至るまで 1回 1歳になったらできるだけ早期に接種する

2期:

5歳以上7歳未満で小学校就学前1年間

1回  

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  水痘

標準的な接種期間 ※( )は対象年齢 接種回数 接種間隔等

1回目:生後12~18か月

(生後12から36か月に至るまで)

2回

3か月以上(標準的には6~12か月)の間隔をあけて2回

2回目:1回目終了後、6~12か月

(生後12から36か月に至るまで)

(注)すでに水痘にかかったことがある方は対象外となります。
(注)すでに任意接種として水痘ワクチンの接種を受けたことがある方は、接種した回数分の接種を受けたものとみなします。

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 日本脳炎

標準的な接種期間 ※( )は対象年齢 接種回数 接種間隔等

1期初回:3歳

(生後6から90か月に至るまで)

2回 6~28日の間隔をおいて2回

1期追加:4歳

(生後6から90か月に至るまで)

1回 1期初回接種(2回)終了後、6か月以上(標準的には1年)の間隔をおいて1回

2期:小学4年生

(9歳以上13歳未満)

1回  

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 二種混合(DT) ジフテリア・破傷風

標準的な接種期間 ※( )は対象年齢 接種回数

2期:小学6年生(11歳以上13歳未満)

1回

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 子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)

サーバリックス(2価ワクチン)

標準的な接種期間 ※( )は対象年齢 接種回数 接種間隔等

中学1年生

(小学6年生高校1年生の年齢相当)

3回 1回目を0月として、以降1か月、6か月の間隔をあける

 ガーダシル(4価ワクチン)

標準的な接種期間 ※( )は対象年齢 接種回数 接種間隔等

中学1年生

(小学6年生高校1年生の年齢相当)

3回 1回目を0月として、以降2か月、6か月の間隔をあける

 シルガード9(9価ワクチン)
標準的な接種期間 ※( )は対象年齢 接種回数 接種間隔等

中学1年生

(小学6年生高校1年生の年齢相当)

2回

または3回

1回目を0月として、少なくとも5か月の間隔をあける

3回接種の場合は、4価ワクチンと同様

※1回目と2回目の接種間隔が5か月未満の場合および15歳以上の方が9価ワクチンの接種する場合は、3回目の接種が必要となります。

(注)子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)は、平成25年6月から、積極的な勧奨を一時的に差し控えていましたが、令和3年11月に、専門家の評価により「HPVワクチンの積極的勧奨を差し控えている状態を終了させることが妥当」とされ、原則、令和4年4月から、他の定期接種と同様に、個別の勧奨を行うこととなりました。

また、積極的勧奨の差し控えにより、接種機会を逃した平成9年度から平成19年度生まれの方も、令和7年3月31日までの間、定期接種として公費で受けることが可能です。(対象者には個別に通知します。)


下記のリーフレットは、対象者や保護者に子宮頸がんやHPVワクチンについてよく知っていただくために作成されたものです。ワクチンの接種を希望する方が接種を受けることができるようお知らせしています。

 

また、令和5年4月1日からは、「シルガード9(9価HPVワクチン)」が定期予防接種に使用されています。

これまでに2価または4価のHPVワクチンを接種したことがある方は、原則として同じ種類のワクチンを使用することをお勧めしますが、医師と相談の上、途中から9価ワクチンに変更して3回接種を完了することも可能です。

詳しくは、下記のリーフレットをご覧ください。

 

 ワクチン接種を希望する方は、予診票を交付しますので、保健福祉課 健康推進係(8番窓口)までご連絡ください。

 

 県では、HPVワクチン接種後に症状が生じた方に対する相談窓口を設置しています。

 詳しくは、青森県庁ホームページをご覧ください。

関連リンク
  厚生労働省ホームページ(ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がんとHPVワクチン~)

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 任意の予防接種

任意の予防接種には、予防接種法に定められていないインフルエンザワクチン、おたふくかぜワクチンなどがあり、かかりつけ医と相談するなどして、保護者の判断により接種するかどうかを決めることになります。この場合の接種は有料となります。
また、定期の予防接種の対象年齢や既定の回数を外れて接種を受ける場合も任意の予防接種となり、有料となります。

町では、令和5年4月1日から、おたふくかぜワクチン接種費用の全額を助成しています。

詳しくは、おたふくかぜワクチン接種費用助成のお知らせをご覧ください。