町では、平成29年2月に大鰐町公共施設等総合管理計画を策定したことを踏まえ、この度、施設ごとの具体的な取組方針を示した大鰐町公共施設個別施設計画を策定しました。
個別施設計画とは、公共施設の方向性(継続使用、機能転換・用途変更、複合化・集約化、廃止・撤去、耐震化等)を踏まえ、詳細な点検・診断結果と各用途に応じた整備指針などを交えながら、長寿命化を見据えた整備内容や時期、費用等を具体的に表す計画です。
町ではこれまで整備してきた公共施設の老朽化が進んでおり、建替えや改修等に要する多額の費用が見込まれる中、少子高齢化の進行等に伴う社会情勢の変化により財政はより一層厳しさを増していくことが予想されます。
このような状況を踏まえて、空きスペースの有効活用や今後の人口減少を見据えた施設の統廃合の検討結果や、「事後保全型」から「予防保全型」の管理へと転換し、費用の縮減や施設環境の確保、ならびに環境負荷の低減を目指す長寿命化改修の要素を取り入れ、各課が所有する施設についてよりよい施設環境の確保、効率的・効果的な老朽施設の再生によるトータルコストの縮減・予算の平準化を目指し、施設関係者・地域住民の理解の促進を図りながら施設の適正配置ならびに改修の実施計画を含めて策定します。
計画期間は2020年度から2029年度までの10年間とします。また、本計画の内容に沿って公共施設等総合管理計画の見直しを行います。
本計画で対象とする施設は、『大鰐町公共施設等総合管理計画』に示す建築系公共施設(2018年度時点)とします。2019年度に建築された「大湯会館」については更新費用試算のみ対象として計上します。
大鰐町公共施設個別施設計画.pdf [4485KB pdfファイル]