皆さまにおかれましては、日頃より、当町防災行政に御理解と御協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
令和3年3月11日は、東日本大震災から10年の節目となります。
この未曾有の災害で亡くなられた方々、また、ふるさとに帰ることができずに無念のまま避難先で亡くなられた方々に対し、謹んで哀悼の意を表します。
震災後、大鰐町では、「安全・安心なまちづくり」を目標に、地域防災計画の修正や防災行政無線の更新などの様々な対策を行ってまいりました。
令和元年度には、食料備蓄を開始し、令和2年度には、新型コロナウイルス感染症に対応すべく、非常用テントや間仕切り、ダンボールベッドを備蓄するとともに、避難所設営に特化した訓練を実施しました。
町としては、この震災で得た教訓を忘れることなく、また、風化させぬよう、より一層の防災力の強化を図っていく所存です。
3月に入り、春の訪れを感じる季節になりましたが、まだまだ寒さの厳しい日々が続きます。被災を乗り越え、復興を遂げた地域や未だ復興の道半ばで悩む地域が、さらなる発展を遂げることができますよう御祈念申し上げまして、挨拶とさせていただきます。
令和3年3月11日
大鰐町長 山田 年伸