増田義男 Yoshio Masuda

俳号「手古奈」
(1897~1993)

 

 

 

主な経歴

明治30年10月31日生。
大正7年東京帝国大学医学部卒業。
同大学院研究生の頃から俳人高浜虚子の門下となり、虚子から『東北の俳諧の重鎮』と称された。「ホトトギス」同人を経て俳誌「十和田」を主宰。俳壇で活躍。
昭和51年大鰐町名誉町民の称号を授与。

 

 

津軽地方では藩政時代に青少年の気風を矯めるため、俳句が奨励され非常に栄えたといいます。その気風は増田手古奈の誕生によってここ大鰐に大輪の花となって咲き開きました。
茶臼山の遊歩道沿いには手古奈の作品をはじめとする69の俳句を刻んだ碑が点在する「俳句の小径」があります。
深い緑陰のなかに静かにたたずむ数々の碑。そのひとつひとつに導かれるようにゆっくりと歩きながら緑の中で俳句を味わうことができます。